全国開拓農業協同組合連合会(略称:全開連)は、終戦によって海外から 引き揚げてきた人たちのために、国策として始まった開拓行政に基づき、 昭和23年(1948)年に発足しました。 新農村として開拓地では畜産、酪農を中心に発展してきたのに伴い、 全開連は畜産専門農協の全国連合会として、 全国の農家の要望に応えて生産資材や素畜を供給する購買事業、 それによって生産された畜産物を消費地へ販売する販売事業、 これらを推進するための営農指導専門職員による営農指導事業を おこなっています。
近年、世界各地の異常気象により世界の食糧生産が不安定化し、 需給バランスが大きく崩れています。 多くの食品を輸入に依存している日本において、 食を取り巻く環境は一層厳しくなっています。
全開連は、食糧供給産業を担う一員として、会員・生産農家と厳密な連携を図り、日々、「安心」で「新鮮」な「美味しい」農畜産物の生産体制の強化に努め、日本の食生活の維持・発展に貢献しています。また、開拓地という恵まれた立地条件のもとで生産された「肉用牛」「肉豚」「牛乳」、全国の会員が地域戦略に基づき生産した地域ブランド牛などを消費者の皆様にお届けしています。